簡潔主義

http://d.hatena.ne.jp/haru-s/20080414/1208187716#c1208268703 でも述べてますが、今の自分の設計スタイルは完全・完璧であることよりは簡潔であることに重きをおきます。

simple であることが best だと思っているわけではありません(betterである...ぐらいには思ってます)が、多くの場合、完全・完璧であるものを目指すとどうしてもその仕様やできあがるソースコードは肥大化し、設計・開発・テスト・デバッグ・保守にかかるコストも肥大化します。また、簡潔なものであれば、仮に要求を満たすことができず全部作り直さなければならないなんて羽目に陥っても、そもそも低コストで開発したものなのでダメージも少なく、多くの場合は(割り切りも必要ですが)部分的に必要最小限の拡張を施す程度で済むことでしょう。

追記

この簡潔主義の観点からソースコードは当然短いに超したことはないと考えますが、所謂ショートコーダーが書くようなコードはこの観点からは過ぎたるは及ばざるがごとしを地で行ってるものと考えます。簡潔主義の観点から短くするべき対象は(設計・開発・テスト・デバッグ・保守にかかる)時間であって、コードを短くするのはその手段のひとつに過ぎません。