MacBook Pro

MacBook Pro


新しい MacBook Pro を1日ほど触って気付いた点、特に旧MacBook(黒)との比較をまとめておきます。

製品が入っている箱の大きさ
MacBookのそれより薄いです。
本体の重さ
スペック的には旧MacBookより1割ほど重いはずなのですが、筐体の大きさから心理的補正により手に持った感じでは MacBook Pro のほうが若干軽く感じます。
トラックパッドのクリック感
誤クリックしないで済むようにという配慮からなのでしょうが、結構重いのでタップによるクリックを有効にしないとやってられません。
トラックパッドのポイティング操作
せっかく旧MacBookでのポインティングの操作感はこのタイプのポインティングデバイスとしては最高峰のものだったのに、機能が野心的な分明らかに操作感は悪くなっています。この操作感の劣化は単純にセンサー的なものだけでなくパッドの材質がツルツルになっていることで指が必要以上に滑ってしまい状況をさらに悪くしています。また特に以前にもまして BootCamp で Windows を利用している時の右クリックが大変です。
キーボードのタイピングの操作感
理由がわからないのですが、旧MacBookおよびApple Keyboardに比べて格段にうちやすく感じます。キータッチとか特に目立った違いを感じないのに...。気持ちの問題だとしても、その原因はどこから?
発熱およびファンの騒音
MacBookに比べ発熱しにくくはなっているようなのですが、高負荷をかけていると筐体がアルミ製な分、底面のヒンジ周辺中央がものすごく熱くなります。膝上で使っていたら確実に低温火傷をすることになると思います。ファンの騒音に関しては筐体温度が高くなった時はかなりうるさいですが、旧MacBookの轟音に比べればマシです。
移行アシスタント
Windowsユーザーとしてアプリケーションまで綺麗に移行できてしまうのには純粋に驚きました。ただ、移行元にアプリケーションが残る点についてはライセンス的にどうなんでしょうか?(^^; ちなみに完全にすべてがうまくいったわけではなく XCode は移行できませんでした。あとこれは当たり前と言えば当たり前ですが、BootCamp で作っていた Windows Vistaパーティションまでは移行されませんでした。それからちょっと頂けない点としてセットアップ時に移行アシスタントで旧マシンからアカウントの移行までやっていても後続のセットアップ作業で新しいアカウントの作成を強制されるのはどうかと思いました(仕方がないのでダミーのアカウントを作成し、セットアップ完了後にすぐ削除しました)。
輝度の自動調整
せっかく輝度自動調整では段階的に明るさが変わるのに電源アダプタの抜き差しや放置&再操作による輝度調整は段階的ではありませんでした。あと、輝度調整のセンサとしてカメラを流用しているのか、液晶パネルの角度を変えようとしてカメラ部分が手の陰に入ると一時的に暗くなってしまうのも頂けません。
キーボードのバックライト
周囲が暗くなると自動で点灯し、且つ手動でも点灯及び明るさの調整が可能です。
電源アダプタ
MacBookのものと互換性があるわけではない*1のに、若干 MacBook Pro 用の電源アダプタのほうが本体部分が大きいというだけで区別がほとんど付かないのはどうかと思いました。出力は旧MacBook用が16.5Vx3.65Aで、MacBook Pro用は16.5-18.5Vx4.6Aなので恐らく MacBook Pro用のは旧MacBookでも使えるんじゃないかと思いますが、ボルトのMAXが高いので故障の元かも(旧MacBook用のをMacBook Proに使うのはアンペアが足りないので絶対ダメ、確実に故障の元)。
ディスプレイは一見すると綺麗だけど、その実かなり白飛び気味
ただ、その白の発色そのものはかなりいいです。旧MacBookと比べると明らかに写りが綺麗に見えますが、VAIO type T(VGN-TZ90NS)と比べると明らかに見劣りします。ただ、これは最近のVAIO(特に type T のシリーズ)が標準的なデスクトップPC用ディスプレイに勝る液晶(しかもその上あのレベルの薄型)を持つ為で、Mac のディスプレイが並以下というわけではないと思います。
ヒンジは柔らかい
机の上から液晶パネルを開いたまんま膝上に動かしたりすると液晶パネルがフニャリと後ろに若干倒れてしまいます。将来的に馬鹿になりそうでかなり心配です。

*1:少なくとも互換性があるとは公称されていない。