超例外原理主義

例外原理主義」のお話の続き。名前に「超」が追加されましたが、前回の例外原理主義と今回の超例外原理主義は同じことを指してます。詳しくは前回のコメント欄を参照のこと。

量子論での重力と電磁力、強い力、弱い力を同じ一つの根源にまとめる理論の名にあやかってこの超例外原理主義の話を大統一理論と呼んだりもしていましたが、超例外原理主義において、電磁力、強い力、弱い力に相当するのは例外、エラー、assertであり、重力に相当するのは正常系の return です。

いま現在の常識ではなんとも滑稽で馬鹿げた話に聞こえるかもしれませんが、超例外原理主義においては正常系の return においても下位レイヤーの関数がどのような引数で呼ばれどのような戻り値を返したのかを木構造でネストして返すべきだと考えます。

そうすることで正常/異常を問わず情報の扱いと処理の流れが超例外によって統一され、非常に強力な直交性を得ることができます。

そして正常系であっても超例外情報を扱うことによって、正常系によって返された処理結果が本当に正しい処理結果なのか検証可能になり、またそれが間違っていた場合にどこが原因で間違えたのかも超例外情報だけで特定可能になります。

・・・少しだけ正気に戻りますと、正常系の超例外はデバッグモードでのみ有効とするのが現実的でしょうね。